労働保険とは
労働保険は、労災保険(労働者災害補償保険)と雇用保険の二つに分かれています。労働者の労働中の負傷や失業などのリスクに備えるために事業主は加入しなければなりません。
労災保険は、労働者が労働中や職場への通勤中に、負傷や疫病、死亡した際に給付される保険です。事業主が給付すべきところを国が代わりに給付するため、その保険料は事業主が全額負担することになります。
雇用保険とは、労働者が失業した時や職業訓練を受ける場合等、就職を促進、生活や雇用を安定させる目的で給付される保険です。雇用保険の保険料は労働者と事業主の両方が負担しています。保険料率は平成29年4月から労働者は賃金額の3/1000、事業主は賃金総額の6/1000となっています。